Whitehole
Whiteholeとは
レベル、bcsvファイル、msbtファイルの編集ができる多機能なツールです。
描画された状態でレベルの編集が可能なツールは現状これしかなく、SMG2を改造するにあたって必須のツールです。
ダウンロード→Whitehole
WhiteholeとJava
WhiteholeはプログラムがJavaで書かれており、起動するためにはお使いのPCにJDK11が導入されている必要があります。
objectdb
レベルにオブジェクトを追加するためには、Whitehole.jarと同じ階層にobjectdb.xmlが配置されている必要があります。
objectdbは一部のバージョンに付属しているほか、以下のサイトやページで配布されています。
使い方
はじめに
はじめてWhiteholeを起動すると、上記の画面が現れます。これではまだSMG2のファイルが読み込まれていないので、
上部のSelect game folderをクリックします。
SMG2の各データが入っているObjectData、StageDataなどのフォルダを格納しているフォルダを選択し、開くをクリックします。
すると、先ほど空白だったところに各ギャラクシーの英語名がずらりと並びます。これでWhiteholeがSMG2のファイルを認識しました。
読み込んだファイルの場所はWhiteholeが記憶している(設定のAutomatically reopen game directory参照)ので、次回からは開くとすぐにこの画面になります。
設定
Settingsをクリックすると、設定画面が開きます。
Generalタブには、Whiteholeの全般的な設定が載っています。
項目 | 説明 |
Use Anti-Aliasing | 斜線や曲線のジャギが目立ちにくくなります。PCの環境によってはレンダリング画面がカクつくようになるかもしれません。 |
Use shaders for 3D rendering | オブジェクトに陰影処理が施されます。 |
Render wireframes when dragging | レベル画面でドラッグ時、オブジェクトのテクスチャーが表示されず線のみで描画されます。 |
Reverse editor camera rotation | ビュー回転時の方向が逆になります。 |
Render 'picking' colors(debugging) | オブジェクトが全て黒と青の2色でレンダリングされます。 |
Dark theme | Whiteholeの画面が黒基調になります。 |
Japanese | 英単語・英文が日本語化されます。 |
Associate ARC files | |
Automatically reopen game directory | 前回読み込んだSMG2ファイルを自動で読み込みます。 |
Discord Rich Presence | Whitehole起動中、Discord上のプロフィールにWhiteholeの情報が表示されます。 |
Show opened files | Whitehole起動中、Discord上のプロフィールにWhiteholeで開いているファイルが表示されます。 |
Ignore important rendering functions(for outdated OpenGL) | レンダリングの一部処理が無視されます。動作が軽くなりますが、一部のマテリアルがレンダリングされません。 |
レベルのレンダリング・編集
各ギャラクシーの名前をダブルクリックすると、新しい画面が開き、クリックしたギャラクシーがレンダリングされます。
画面左にはギャラクシーのシナリオとゾーン名の一覧バーがあります。
画面上のShow pathsをクリックすると、一部のオブジェクトの経路を示すパスの表示/非表示を切り替えられます。
画面上のShow areaをクリックすると、領域内にプレイヤーが入ると動作するオブジェクトの表示/非表示を切り替えられます。
画面上のShow gravityをクリックすると、プレイヤーにはたらく重力を司るオブジェクトの表示/非表示を切り替えられます。
画面右上のShow camerasをクリックすると、領域内にプレイヤーが入ると動作するカメラエリアの表示/非表示を切り替えられます。
画面右上のShow axisをクリックすると、X(赤), Y(緑), Z(青)方向にそれぞれ100000の長さをもつ軸の表示/非表示を切り替えられます。
レベルの編集もこの画面で行えます。詳しくはレベルの編集で解説しています。
操作方法は以下の通りです。
操作 | 入力 | 備考 |
ビュー移動 | ドラッグ または ↑↓←→ | |
ビュー回転 | 右ドラッグ | |
ズームイン/アウト | ホイール上回転 または PgUp/下回転 または PgDn | |
単一オブジェクト選択 | オブジェクトをクリック | |
複数オブジェクト選択 | Ctrlを押しながらオブジェクトをそれぞれクリック | |
オブジェクト移動 | 選択したオブジェクトをドラッグ | |
オブジェクトをX軸正/負方向に100移動 | オブジェクトを選択してP+← または P+テンキー4 / P+→ または P+テンキー6 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをY軸正/負方向に100移動 | オブジェクトを選択してP+↑ または P+テンキー2 / P+↓ または P+テンキー8 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをZ軸正/負方向に100移動 | オブジェクトを選択してP+PgDn または P+テンキー3 / P+PgUp または P+テンキー9 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをマウス移動の逆方向に移動 | オブジェクトを選択してP+マウス移動 | v1.6.1で実装 Pキーを使う他のコマンドと干渉する |
オブジェクトをX軸正/負方向に5回転 | オブジェクトを選択してR+← または R+テンキー4 / R+→ または R+テンキー6 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをY軸正/負方向に5回転 | オブジェクトを選択してR+↑ または R+テンキー2 / R+↓ または R+テンキー8 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをZ軸正/負方向に5回転 | オブジェクトを選択してR+PgDn または R+テンキー3 / R+PgUp または R+テンキー9 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをX軸方向に1拡大/縮小 | オブジェクトを選択してS+← または S+テンキー4 / S+→ または S+テンキー6 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをY軸方向に1拡大/縮小 | オブジェクトを選択してS+↑ または S+テンキー2 / S+↓ または S+テンキー8 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをZ軸方向に1拡大/縮小 | オブジェクトを選択してS+PgDn または S+テンキー3 / S+PgUp または S+テンキー9 | v1.4.3で実装 v1.4.3でのみ機能する |
オブジェクトをX, Y, Z軸方向に一括で拡大/縮小 | オブジェクトを選択してS+マウス移動 | v1.6.1で実装 Sキーを使う他のコマンドと干渉する |
オブジェクト削除 | オブジェクトを選択してDelete | |
オブジェクトコピー | オブジェクトを選択してCtrl+C | |
オブジェクトの位置をコピー | オブジェクトを選択してAlt+P | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクトの回転をコピー | オブジェクトを選択してAlt+R | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクトの倍率をコピー | オブジェクトを選択してAlt+S | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクト貼り付け | オブジェクトを選択してCtrl+V | |
オブジェクトの位置を貼り付け | オブジェクトを選択してShift+P | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクトの回転を貼り付け | オブジェクトを選択してShift+R | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクトの倍率を貼り付け | オブジェクトを選択してShift+S | v1.4.3で実装 v1.5.1、v1.5.1.2ではショートカットキーが利かない |
オブジェクト操作をひとつ取り消す | Ctrl+Z | |
Ctrl+Zで取り消したオブジェクト操作をやり直す | Ctrl+Y | |
変更を保存 | Ctrl+S | |
スクリーンショット(クリップボードにコピー) | F2 | v1.5.4で実装 |
- 最終更新:2023-10-16 12:21:14